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名称 南山通り横川一里塚
種別1 記念物
種別2 史跡
員数 1基
地域 藤原
所在地 日光市横川

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解説
 横川一里塚は、会津西街道に残存する貴重な史跡である。元来、上三依一里塚と同様街道の両側にあったが第二次世界大戦後片方が除去された。西側の山際に、突き出ている大きな岩があって、地元の人から、「よばわり岩」と呼ばれていた。通行がてら、大声で怒鳴るとそれがこだまして聞こえるからである。よばわり岩の近くにあることから、この一里塚は、地元の人や通行人によって「よばわり岩の一里塚」として親しまれてきた。
 一里塚の規模は、直径五間(約9m)高さ一丈(3.3m)と定められていた。
 明暦元(1655)年幕府は、宿駅人馬の制を定めた。この頃から、五街道をはじめ、主な脇街道の整備が進んだ。一里塚の築造も、この頃はすでに全国的に進められていた。
 一里塚は、ほぼ一里ごとに旅行や物資輸送の道程を示す目安として作られた道標である。これによって、目的地への里程を知り、運賃の支払い等に利用されていたのである。
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