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名称 関白流原宿獅子舞
種別1 無形民俗文化財
種別2 芸能
員数 0
地域 今市
所在地 日光市原宿

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解説
 原宿の獅子舞は、風流系一人立三頭獅子の関白流獅子舞である。
 舞役は雄獅子2人、雌獅子1人、庭役は弓持ち、棒使い2人、花籠4人、笛方と唄いなどから成り立っている。
 いつの頃から獅子舞が行われるようになったのか、今では古文書を消失してしまい不明であるが、獅子頭に文政の年号が記されていたことから、江戸時代にはすでに行われており、舞衣裳が麻布でできていることからしても、古い時代からの形式が受け継がれて伝承されていると思われる。
 毎年、9月1日に近い日曜日を祭礼の日として八朔の祭りを鎮守本宮神社と天王様の庭にて奉納獅子舞が行われる。二百十日の頃、台風から集落を守り農作物の被害を防ぎ、収穫の実りを祈願しての荒々しく嵐をも吹き飛ばすかのような、3頭の獅子の躍動的な舞いである。弓くぐりの舞や剣の舞など、笛の音に合わせて舞い、獅子唄に合わせて舞う。集落の欠かすことのできない年中行事として人々に親しまれている獅子舞である。
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