日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
大室板碑群 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
考古資料
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員数 |
3基 |
地域 |
今市
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所在地 |
日光市大室 |
- 解説
- 【特徴】
・【文保二年銘三尊種子板碑】
種子
種子 文保二年二月 日
種子
種子 (中央)キリーク(阿弥陀如来)(右)サ(観世音菩薩)(左)サク(勢至菩薩) 高さ77.5cm 幅22.0cm 厚さ2.0cm
・【元徳三年銘一尊種子板碑】
種子 キリーク 高さ56.0cm 幅17.5cm 厚さ2.0cm
・【年紀不詳板碑】
年紀不詳板碑は上下共に欠損のため種子は不明、年紀銘も上一字が欠けている。
この3基が墓地内にある。
板碑は、鎌倉時代中期より起こり、秩父の緑泥片岩を使用し、仏教信仰の塔婆が大衆化して板塔婆となった。造立の目的は、亡者の供養、追善のためと考えられる。
今市地区の板碑は、標高300m前後の地点から発見されており、今市地域の発展過程を研究する上でも、当時の住民の生活解明する上でも重要な史料である。
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