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名称 上栗山の獅子舞
(かみくりやまのししまい)
種別1 無形民俗文化財
種別2 芸能
員数 0
地域 栗山
所在地 日光市上栗山

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解説
 上栗山地区に伝わる獅子舞は、湯西川地区・黒部地区と同じ文挟流一人立三匹獅子舞です。上栗山に残る古文書の中に、嘉永四年・野州栗山若者頭譲渡帳というものがあります。8月24日に行われる愛宕山神社のお祭りでは、上栗山地区と黒部地区が早朝から祭宿に集合し、上栗山の旧道にある愛宕神社を目指して上ります。両地区の人々が出会い、獅子舞を奉納することから、「出会い獅子」といわれ、多くの人から親しまれています。また、次の日には鎮守様の祭礼の日です。一名お宮獅子と呼ばれ、鎮守様の境内で神獅子が奉納されます。その後、楽屋に戻り手打ち式が行われた後、遊び獅子と寺獅子が舞われます。その時、ササラと称する子供達の道化役が乱入しますが、このササラは上栗山の特色といえます。祭り最後の日には、富士浅間神社の祭りの日です。浅間神社は安産の神様として、この日の獅子舞は女性のためのものであると言われている。
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