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日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

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名称 野門水ばしょう自生地
(のかどみずばしょうじせいち)
種別1 記念物
種別2 天然記念物
員数 0
地域 栗山
所在地 日光市野門

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解説
 野門地区の南西、徒歩約10分位の湿地に繁茂する高原植物。年代は定かでないが、(推定130年前)野門地区の住民小栗久右ェ門が若かりし頃、越後の国(新潟県)へ狩猟に行った帰り、あまりにも見事だった尾瀬高原の水芭蕉を一株ほり抜いてきて、所有地へ植えたものと云われる。最近まで、あの草に指しても、その手が腐ると云われていた。理由として、折角遠方より持ってきた貴重なものなので、警戒してこのように云いふらしたと思われる。
 水芭蕉は、春から初夏にかけて白色の苞(肉穂花序)を立て、淡緑色の小花を密生する。自生地としては、南限と思われ、貴重な天然記念物である。
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