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日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

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名称 石造釈迦如来坐像 附燈籠二基
種別1 有形文化財
種別2 彫刻
員数 1躯
地域 今市
所在地 日光市今市

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解説
「日光市小百には、中世末期に山城国から移住してきたといわれる子孫がおり、その先祖が部下たちの供養のために造作し、鳴神山山頂に祀ったとされている。人工による石窟のなかに、天正10(1582)年銘のある半肉彫りの禅定印釈迦如来像(総高100.0cm、像高77.0cm)が、蓮台上に結跏趺坐する。膝前から蓮台部を中心に頭部や面部、側面の一部に朱彩が残り、丸くふくよかな顔や耳の輪郭、目鼻口に笑を含んだ表情、右肩から垂下する僧袛支の一部を袈裟に差し込み、再び垂下する着衣の処理など、造形的に見事な単体の石造釈迦如来像で、大変珍しい尊像である。」
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