日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
木造阿弥陀如来坐像 附木造仏六躯 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
彫刻
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員数 |
1躯 |
地域 |
足尾
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所在地 |
日光市足尾 |
- 解説
- 「頭髪の螺髪は施毛形(彫出)、背面は粒状、肉髻珠、白毫相をあらわす。肉髻部は低く、髪際は額の中央で波形にうねる。面長の顔や目線を下方に向けた風貌は理知的であり、小さな唇や着衣の襞の浅い彫り、右胸脇の渦文などは平安時代の余風を受けている。また、光背は頭光部と身光部の二重円相部に、蓮弁形の周縁部と光脚部から成り、円形七ヵ所は北斗七星を表したものであることから、この阿弥陀如来像が浄土教の影響を受けて造作されたのではなく、天台修験の影響を受けて造作されたものであり、日光山との関連をうかがい知ることのできる鎌倉時代の作品である。」
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