日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
石祠(修験) |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
建造物
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員数 |
1基 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市上鉢石
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- 解説
- 中世期の修験入峰資料は極めて少なく、山中に現存する石祠は3基が確認されているのみである。2基は天正年中(1573~)に中絶とされる夏峰コ―スの金田峠附近(1518年)と宿堂坊山(1556年)の石祠で銅扉が市指定文化財となっている。
これは冬峰コ―スの資料で、石祠の内部正面内壁には虚空蔵菩薩立像が陽刻され、外壁左右には入峰結縁者の坊名と「天正十六戊子二月廿一日」(1588)の年紀が刻まれている。
日光修験では入峰コ―スに祀られた石祠を「金剛堂」と呼んでいるが、近世期に建てられた金剛堂は山中各所で確認されている。なお、金剛堂は日光修験独自の呼称のようである。
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