日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
六角型灯籠 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
建造物
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員数 |
1基 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市本町
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- 解説
- この灯篭は笠・火袋・中台・基礎が六角で竿が円柱である。旧日光市の石造美術品調査書ではこの形式を「六角型」として分類している。
銘文には「奉寄進 東照三所大権現 松平阿波守藤原朝臣至鎮 元和三丁巳四月十七日」(1617)とあり、東照大権現に奉納された灯篭である。これがなぜ1基だけ八幡宮の境内に存在するのか。
実は東照宮境内に同人が元和3年に奉納した灯篭1対(国指定)が建っている。したがって、1基のみの灯篭がここに移されたと推定される。この例として、本多美濃守藤原朝臣忠政が奉納した灯篭(国指定)が山内の小玉堂にある。宝珠と蕨手の一部を欠いているが国指定と同格である。
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