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名称 南小倉村名主文書
(みなみこぐらむらなぬしもんじょ)
種別1 有形文化財
種別2 書籍
員数 137巻
地域 今市
所在地 日光市小倉

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解説
 江連家は江戸時代全期を通じて日光領の南小倉村の定名主であり、名主文書を多数保存している。特に宗門改帳は元禄2(1689)年から明治4(1871)年に及んでおり、近世中期からの南小倉村の戸口の変遷や村落構造などを知る上で重要である。寛永7(1630)年の検地帳は山川藩水野忠善によって実施された時のものである。寛文6(1666)年の日光領総検地帳もあり、近世の土地領有、農民構成などを知ることができる。また、年貢割付状や年貢皆済目録などの貢納関係の史料などを含み、近世全期の南小倉村の社会経済を知る上で重要であるばかりでなく、日光領の構造を解明する上でも貴重な史料である。
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