日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
日光型庚申塔 四、庚申燈篭 一 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
建造物
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員数 |
5基 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市匠町
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- 解説
- 日光型庚申塔の特徴は板駒型で上部左右に日月を陽刻し、中央上部に卍字や梵字を彫り、銘文に「奉念青面金剛供養妙塔攸」などと刻む。さらに、上部に向かい合って合掌する二猿が陽刻され、下部に蓮華が刻まれている。この形式の庚申塔は日光地区に多くみられるが、天和2年(1682)以降は確認されていない。
門前には高さ225cmを筆頭に承応2年(1653)3年の日光型が3基あり、これに準ずる形式で延宝8年(1680)の三状角柱の日光型がある。この類例は匠町磐裂神社境内でも同年造立の塔をみることができる。
浄光寺本堂前にある高さ2m程の灯篭には「奉納庚申供養攸 寛永十四天丁丑三月日」(1637)とあり、火袋には二猿が陽刻されている。旧日光における庚申塔は二猿が主流で100基以上を数えるが、三猿は6基のみという特徴がある。
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