日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
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名称
石造 仁王像 二、勝軍地蔵、狛犬 二、石社殿、その他 四
種別1
有形文化財
種別2
建造物
員数
10基
地域
日光
所在地
日光市中鉢石町
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解説
本尊を安置する祠は高さ約1.5m、縦横約1.2mの宝形造りで、内部に高さ約36cmの勝軍地蔵騎像が祀られている。銘文には「奉新造愛宕三大権現□□ 施主鉢石町 敬白 延宝寶三乙卯年三月二十四日 古橋惣三郎信久」(1675)とある。長年の歳月に敷地は荒廃し、神使の猪一対は水盤の上に置かれている。前立の仁王像二基(首欠)は、貞享元年(1684)に阿形像を古橋傳四郎、吽形像を古橋惣三郎が寄進している。これらの銘文から、ここが鉢石町の愛宕信仰(火防)の場であったことがわかる。
日光で愛宕社・猪・仁王像が一組で祀られる例は、安川町山中と中鉢石町山中にもあり、同一の石職人が工事に関わったとも考えられる。
近世期の仁王像は大分県国東半島や鹿児島県には数多く見られるが、本州での作例は少ない。また、愛宕信仰で神使が猪という類例は日光以外では見られない。
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