日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
清滝神社のサワラ |
種別1 |
記念物
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種別2 |
天然記念物
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員数 |
1本 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市清滝
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- 解説
- 清滝神社のご神木として清滝地区の人々に昔から崇められている大木である。日本のサワラの分布は、福島県より岐阜・福井県の本州中部各地に自生し、さらに熊本・長崎などにも僅かな自生が知られている。サワラはヒノキに似ているが、鱗状の葉先が尖るなどの特長で見分けられる。川沿いの湿潤な土地を好む性質があり、清滝下のこの場所はふさわしい生育環境となっている。
この木は、環境省が集計した北関東の巨樹巨木調査記載の上位3本を上回る大きさであり、本県では最大のサワラと見られる。
サワラの名は、ヒノキより材が「さわらか(軽くてやわらかい)」なことから起きたとする説がある。材は水湿に強いことから、風呂や桶などの利用に優れている。サワラはヒノキより園芸品種が多く、葉が黄色で、全国の生け垣に盛んに使われているニッコウヒバ(オウゴンシノブヒバ)も、サワラを原種として育てられた品種である。
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