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名称
朝鮮人参栽培に関する記録
(ちょうせんにんじんさいばいにかんするきろく)
種別1
有形文化財
種別2
書籍
員数
7通
地域
日光
所在地
日光市七里
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解説
江戸時代の日光御神領内で栽培されていた朝鮮種人参に関わる古文書。
朝鮮種人参の栽培は、徳川八代将軍吉宗が、朝鮮種人参の国産化をめざしてはじめた。その試作地として日光神領があてられ、享保14年(1729)に植村左源次、田村蓋水を幕府技官とし、日光御目代山口新左衛門、吹上奉行西脇重郎左衛門を朝鮮種人参栽培御掛として日光神領今市宿の大出伝左衛門に人参三根が下げわたされて試作がはじまったといわれる。
そして栽培地域は日光御神領の七里、小来川、板荷を中心として下野一円にひろがり、野州産朝鮮種人参として発展した。その後、寛政年間より幕府管理下の専売制となり幕府の御用作となった。
この文書は、同じく市指定である小来川の「朝鮮種人参栽培に関する記録」とともに寛政年間以後人参栽培が幕府管理下の御用作となってからの栽培状況、買上価格、耕作農民の数、幕府の管理状況などを記録したもので、朝鮮種人参御用作がどのように展開されていたかを物語る貴重な文献資料である。
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