日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
御幸町古文書 (ごこうまちこもんじょ) |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
書籍
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員数 |
14通 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市御幸町 |
- 解説
- この文書は東照大権現鎮座以前、山内にあった町屋が現在地に移転させられるにともない、日光山歴代貫主より御幸町に下附された諸役免除の証文である。
第1通は寛永10年(1633)天海大僧正自筆の証文で、奉書紙に次ぎのように認められている。
「日光山 東照大権現御勧請以来基立之間号御幸町 依之永代諸役令免許畢 者守此旨 御祭禮其他之御奉公不可有如在者也 寛永十癸酉六月朔日 山門執行探題大僧正天海花押)」
第2通は慶安2年(1649)の公海大僧正のもので、檀紙に書かれている。通以降はほぼ同文で、輪王寺宮の仰せによって執当が執達し、いずれも檀紙が用いられている。
これらの文書は、菊紋付の「御代々御証文箱」と記した、安永9年(1780)年紀の黒臘色塗箱に納められている。
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