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名称 所野の獅子舞
種別1 無形民俗文化財
種別2 芸能
員数 1体
地域 日光
所在地 日光市所野

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解説
 所野の獅子舞は、天下一青木流の獅子舞を名乗り、栃木県下にかつては広く分布していた一人立ち三匹の風流系の獅子舞で、関白流の流をくむものである。
 上演日は、かつては7月15日、盆の16・17日、八朔・二百十日で、所野地区の鎮守磐裂神社前で上演されたが、現在は8月15日に行われている。
 上演の順序は、「道行き」、「階段下の舞」、「鳥居前の舞」、「本社の舞」で、「本社の舞」は笹竹4本にしめ縄をはりめぐらした獅子舞台(二間×二間)で行う。 
 演目は、「ブッコミ」、「スワリノマイ」、「ウタイノマイ」、「シバサガシ」、「ハナカゴウケ」、「マキヨセ」、「トゥトノマイ」、「弓クグリ」、「鬼退治」などである。
 なおこの獅子舞には、小来川獅子舞とおなじように棒と太刀の演技や道化の登場などがからむのが特筆される。
 由来伝承は不詳であるが、江戸末期に村内の五穀豊穣、疫病退散を祈願して村の若者たちが始めたものであろう。
 数少ない民俗芸能としての獅子舞であり価値が高い。
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