日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
川俣温泉 薬師堂 |
種別1 |
有形民俗文化財 |
種別2 |
信仰
|
員数 |
1棟 |
地域 |
栗山 |
所在地 |
日光市川俣 |
- 解説
- 川俣の菩提寺「浄土宗清浄山阿闍利院西光寺」建立の際、川俣温泉に薬師堂と温泉神社を併せて奉安鎮座させ、川俣の守護神仏として内外の人びとに崇拝されてきた。
薬師堂の建立時期は不明だが、堂内の鰐口には正徳2年(1072年)の刻印が、ミクジ箱には宝暦11年(1761年)の墨書があり、江戸時代中期頃には存在していたことがわかる。
薬師堂は湯小屋(共同浴場)があった県道下の鬼怒川左岸側にあったものを、昭和51年(1976年)現在の場所に移転した。薬師堂には薬師如来像、鰐口、ミクジ箱、掲額、温泉神社像が付属している。
この薬師堂は、別名湯前薬師とも呼ばれ、特に目を治す薬師として、近在の人びとの信仰を集め、4月8日を例祭日としている。
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