日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
一字一石塔 |
種別1 |
記念物
|
種別2 |
史跡
|
員数 |
1基 |
地域 |
今市
|
所在地 |
日光市小百 |
- 解説
- 古代・中世の「埋経」の思想との結びつきから、経文を石または瓦に記す風習が生まれた。そのうち小石を集めて、それに一字ずつ経文を書写し、地中に埋め石塔を建てる習俗がある。この石塔が「一字一石塔」である。元禄7(1694)年7月15日銘の一字一石塔で、高さは78cm、幅は40.5cm、奥行は14cmである。石塔の正面には「奉書寫大乗妙典一部一石一字」とあり、「釈氏曹洞沙門荘山」なる者が大乗経の一部を書写したことが記されている。江戸時代の習俗を知る上で貴重なものである。
- 関連情報URL