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名称 関白流関ノ沢獅子舞
種別1 無形民俗文化財
種別2 芸能
員数 0
地域 今市
所在地 日光市町谷


解説
 関ノ沢の獅子舞は、風流系一人立三頭獅子の関白流獅子舞である。
 舞役は、雄獅子2人、雌獅子1人、庭役に額持ち、弓持ち、棒使い2人、花籠4人、鬼、道化役のヒョットコ、オカメ、笛方と唄いなどから成り立っている。
 獅子舞古文書が伝えられており、古い時代から行われていたことをうかがい知ることができる。邪気を払う信仰が、悪疫や作物の被害、嵐による災害などから人々を守るために、集落の年中行事として春は花祭り、四方固め、辻固め、秋は二百十日の頃に風祭りをと、獅子舞が行われ伝承されてきた。
 毎年、8月16日を祭礼の日と定めて関ノ沢集会所の庭で、辻舞、剣舞、三方舞などを一つにまとめて獅子舞が行われている。古い時代の独特の形式を伝えているといわれている舞曲や唄は、時代と共に伝承が難しくなり、残された形を守り受け継いでいる。古式のままの獅子頭や面などの用具に、かつて獅子舞が行われたであろう太子堂や獅子庫の周辺に当時を偲ぶことができる。
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