日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
石造 地蔵菩薩坐像 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
彫刻
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員数 |
1躯 |
地域 |
今市
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所在地 |
日光市倉ヶ崎 |
- 解説
- 安山岩に素朴な技法で彫られ、像高48cm、坐巾35cmの小石仏である。背面に大永2(1522)年の銘がある。同2年3月上旬、四郎二郎なる者が旦那法泉坊四郎右衛門のために、菩提をとむらい建立したものである。戦国争乱の最中、日光山勢力と宇都宮氏の争いが絶えなかった時期である。宇都宮氏勢力の拠点であった倉ケ崎城が落城したのは天正15(1587)年である。中世銘のある貴重な石造地蔵であり、倉ケ崎城との関連も示唆している。
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