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名称 木造 不動明王立像
種別1 有形文化財
種別2 彫刻
員数 1躯
地域 藤原
所在地 日光市藤原


解説
 セイタカ・コンガラの両童子を脇侍とする三体像である。
 巻髪とわずかに示された天地眼(すが目)、互いに上・下に向き出された牙などに表現された憤怒の形相は、大日如来の使者として降魔の相と、人間内面の弱さと戦おうとする不動明王本来の使命をよく表している。
 不動明王は修験道(山伏)の本尊としてもっとも重んじられたが、この像もまた藤原の修験道覚法院の本尊としてまつられていた。それが現在の所有者に移るまでには、歴史の変遷にともなういくつかの曲折があった。
 近世の藤原には成就院という修験寺があったが、寛延3(1750)年に横川から覚法院が入ってその後を継いだ。同院は以来明治に至るまで継続するが、その勢力はこの地方一帯でかなりのものであったらしい。
 その覚法院境内に「不動堂一宇、弐間四方、屋根杉皮葺」とあってその中にこの像が奉ってあったと記してある。
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