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日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

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名称 石造 阿弥陀如来坐像 一、地蔵菩薩坐像 二
種別1 有形文化財
種別2 建造物
員数 3基
地域 日光
所在地 日光市匠町

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解説
 通称「導地蔵尊」と称される尊像で2体に中世の年紀銘がある。中央の地蔵菩薩坐像(総高184cm)背面には「天文十九庚戌七月十日 皆成河大工」(1550)と刻まれている。皆成河は現在の稲荷川のことである。左は阿弥陀如来坐像(総高148cm)で「文禄五年丙申六月七日」(1596)とある。右は地蔵菩薩坐像(総高140cm)で「寛永十三丙十一月日」とあり、近世の造立である。
 中世の坐像は肩が極端になで肩であり、腰幅と膝幅には大きな差が認められず、蓮台も同じ幅で高さがある。袈裟の文様線は単純で、首部の襟ぐりが深い。近世初期のものと比較すると像に厚みがあり、量感にあふれるが全体的に簡素である。
 一山菩提所往生院が寛永17年(1640)にこの地に移され、浄光寺となるが、これにともなってこの墓地に安置されたと考えられる。
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