日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
旧高原新田村関連文書 |
種別1 |
有形文化財
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種別2 |
書籍
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員数 |
5427点 |
地域 |
藤原
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所在地 |
宇都宮市塙田 |
- 解説
- 旧高原新田村の君嶋家(後に高松と改姓)は江戸時代を通して、組頭の地位にあり、庄屋家以外の村役人宅にあっても相当数の古文書が残っていたため、今まであまり詳細が判らなかった旧高原新田村を知る上で貴重な資料といえる。
旧高原新田村はその成り立ちがほぼ特定できる村で、江戸時代前期の承応年間(1652~55)より寛文年間(1661~73)頃に会津西街道の難所の一つである高原峠に整備された宿場であった。
村は当時の街道の地の利を生かして発展し、極寒の地であったが比較的裕福に暮らしていたことが遺跡やこの文書でうかがい知れる。
文書の年代は殆どが明治・大正・昭和(戦前)が主であるが、江戸期の村社鶏頂山神社祭礼記録や文久年間の村移転記録・明治新政府からの御達文書などまた、 最近の文書として旧藤原村(町)から当時の高原区長を務めた最後の当主高松国三郎宛の公文書も当時の行政組織の末端部分のあり様を示す文書群であり貴重である。
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