日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
細尾町のケヤキ |
種別1 |
記念物
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種別2 |
天然記念物
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員数 |
1本 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市細尾町
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- 解説
- ケヤキはこし科の落葉高木で、本州各地の平地から山地に分布し、良質な建築材、家具材として重用されてきた。この木の生育地は日光市馬返しの850mという標高にあり、ほぼケヤキ成育の北限域での大木として価値がある。また、通常単幹で高木となるが、本樹は四方に広がっている。このような樹形は北側が傾斜21度の植林地であるための理由もあるが、特異なケヤキ形状木としても評価したい。
本樹は平成22年の大風により幹下方の裂開補修部をはじめ、長枝の割裂を生じ、大きく形状を変えたが、今後もこれらの傷害部位の観察を続けつつ、保全を図ることとする。
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