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日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

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名称 男嶽金剛堂石祠銅扉(弘治二年銘)
種別1 有形文化財
種別2 考古資料
員数 2枚
地域 日光
所在地 日光市萩垣面

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解説
 この銅製扉は群馬県との県境稜線上の宿堂坊山(1,968m)の山頂付近で発見された石祠(金剛堂)の扉である。法量は縦約21cm、横が右扉13cm、左扉11cmであり、表裏に銘文が刻まれている。これは天正年中断絶した日光修験夏峰入峰の資料である。
 銘文には金剛堂造立に関わった正先達清瀧寺亮仙を筆頭に修験僧17名が列記される。修験者名以外では右扉表面に「奉新造男嶽金剛堂石社一宇所」、裏面には「金剛童子同扉 旦那高木右衛門尉」とあり、左扉表面に「弘治二丙辰六月日」(1556)などと記されている。
 日光山では修験関係の石祠を「金剛堂」と呼ぶが、これは行者の本尊である金剛童子を祀るためである。
 ことに、亮仙の名は『常行堂施入帳』にも記され、清滝寺歴代墓所には逆修の宝篋印塔が残されている。
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