日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。

日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

印刷ページへ

名称 銅瓶子(弘安九年銘)
種別1 有形文化財
種別2 考古資料
員数 1口
地域 日光
所在地 日光市細尾町

写真をクリックすると拡大表示されます。


解説
 この瓶子は細尾磐裂神社に伝来するもので、総高は約24cmで口径4.5cm・胴径約14cm・底径10cmの瓶子で、施入銘に「方施入 日光山中禅寺女躰権現 御供瓶子一具御 弘安九年丙戌四月日 當上人朝禅」(1286)と刻まれている。
 鋳銅製で挽物仕上げが施され、形姿は直腰式の瓶子に台座を足したような姿をしており、直腰式と締腰式の中間型とも云える。頸と腰に鈕をめぐらしている。低板部には溶接痕があり、後補のものと思われ、多少のへこみがあるが当初の姿を良く保っている。
 中禅寺上人朝禅の名は『舊記』(日光山輪王寺史所収)の弘安九年の条に、中禅寺宝殿修営の時の上人職として記載されている。この瓶子が磐裂神社に伝来した経緯はさだかではないが、古くから細尾村は男体禅頂などの諸役に携わっていた関係も否定できない。
関連情報URL