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日光市の指定文化財|BUNKAZAI.EDU.NIKKOCITY.JP

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名称 芹沢薬師堂内 木造 薬師如来立像
種別1 有形文化財
種別2 彫刻
員数 1躯
地域 藤原
所在地 日光市芹沢


解説
 この薬師如来立像は桧材、一木造、彫眼、素地(さじ)像である。頭部の肉(にっ)髻部(けいぶ)に肉髻珠(にっけいしゅ)をあらわし、額中央に白毫相(びゃくごうそう)をあらわす。左腕は臂(ひじ)をまげ掌(てのひら)を前方に向け、薬壺を持つ。右腕も臂をまげ、掌を前方に立て施無畏(せむい)印で台座上に立つ。
 身には偏衫(へんさん)を右肩にまとい、納衣(のうえ)は左肩から背後にまわって右肩に少しかかり、腹前から再び左肩にかかり、その端を背後に垂下させる。
 頭部の肉髻部は低く、地髪は肉厚で鉢が張り、髪際も中央で大きく曲線を描く。着衣の衣文線は細かい襞(ひだ)を省略して、うねるような面で側面を構成するなど癖のある表現である
 顔立ち は面長(おもなが)で、切れ長の目など天文21(1552)年銘の銘札に描かれた薬師如来像に似ており、その頃の造作である。
 尚、本稿は「下野の仏像」著者 北口英雄氏より寄稿されたものを抜粋したものである。
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