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名称 上三依観音堂の大イチョウ
種別1 記念物
種別2 天然記念物
員数 1本
地域 藤原
所在地 日光市上三依

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解説
 このイチョウは雄木であり、上三依の旧龍泉寺境内の観音堂の近くに立っている。根元から太い幹が4本立ち分岐して傘状に広がっているが、熊野堂神社のイチョウと同じくあるいは2本の幹がゆ着したものではないかと推察される。
 太い方の主幹は、落雷によるものか折れて枯れている。
 また、根元の周囲から多数の細かい枝が出て直立している。太い幹からは乳頭状の突起が下がっており樹齢の古いことを示している。
 イチョウは、もともと中国原産であって、日本では古くから神社・寺院の境内に植えられる傾向があった。その材は、黄白色で質が均一で緻密で光沢があるので、碁盤・将棋盤・そろばん珠・器具・印版などに用いられている。
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