日光市内に残されている文化財を守り伝えるため所有者や管理者のご理解と協力を得ながらその保護と活用を図っています。
名称 |
小来川(鍛冶屋)のカヤ |
種別1 |
記念物
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種別2 |
天然記念物
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員数 |
1本 |
地域 |
日光
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所在地 |
日光市宮小来川
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- 解説
- 個人宅の西の稲荷神社に立ち、東側が急斜地の杉林になっているため、枝は畑側の西と南方に張り出している。木は山麓部のため肥沃な土に恵まれ、陽光は十分な環境とはいえないが、立派な大木となり、御神木として崇められている。樹齢も高く、永年風雪に耐えてきた堂々とした風格が備わり、樹皮に数種の植物を着生しつつもほぼ健全に生長を遂げている。日光においては他に例を見ない巨木であるので保護する必要がある。なお、樹下一帯は、ヤマブキソウをはじめ、地域植生の見本となる草木もあるので、周辺ともども保全を図ることが望ましい。若干枝枯れが発生しているが、御神木としての威厳を維持したいとする点から、また、現状継続のままでも樹勢に影響はないと考えられるので推移の経過を見守ることとする。
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