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名称 湯西川(川戸)ネズコ大木
種別1 記念物
種別2 天然記念物
員数 1本
地域 栗山
所在地 日光市湯西川

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解説
 ネズコはクロビとも呼び、常緑喬木で葉は鱗状交互に対生し、大きさはヒバとヒノキの中間。栗山地域では標高800m以上の高山地帯の岩場に比較的多く自生しているがこのネズコは平地に自生している珍しい大木である。ネズコの心材は帯黒色で材が軟らかで、戸、障子、天井板、曲物、家具、指物等に利用されていた。湯西川では、江戸時代中期から生業として行われた、木杓子作りにはネズコの木は不可欠のものであった。山小屋を作るときはまずネズコの木のある所選ぶのも、第一の要件であると言われるほど村人の生活に無くてはならない貴重な木だったと言われている。
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